私は自称ガジェットの権威なので、本日発表ならびに即発売開始となった新型iPod nanoの首実検をしに、川崎のヨドバシカメラにいってきました。
今回の新型iPod nanoの仕様をキーワード的に説明すると、ステンレスボディ、5色、液晶照度40%up、バッテリー24時間run、ちょい薄といった感じです。
つまり、初代iPod nanoの問題点を全て解消したバージョンと言えます。ソフトウェア機能的には目新しいものはありません。
改良版を出し、こなれてきたベストバイなmp3プレーヤが新型iPod nanoと言えましょう。
同日発表されたのはnanoだけでなく、上位機種のiPodとiPod shuffleもあります。
iPodは5.5代目と呼ぶのが相応しく、年末か年始に予定されているフル液晶化される6代目iPodまでの繋ぎの機種となります。
ビッグモデルチェンジを控えた現行バージョンでの完成系ですが、中途半端感が否めません。
iPodに映像再生と容量を求めるのならば次の6代目モデルの登場を待つべきでしょう。なぜならそのころには日本でもiTuneでmovie配信が始まっているはずなのです。
アメリカでは本日より、iTune Storeにてディズニー社のmovie配信・販売が始まりました。これはまさに時期iPodフラッグシップモデル(フル液晶)とセットで大変な効果を発揮するわけです。
それまでは家庭でのムービー視聴に留まるわけですが、本格的なmovie配信サイトとしての認知度は高まっていくことでしょう。
話は戻りまして、もう一台の発表機種、iPod shuffleについて説明します。この商品だけ10月の発売となります。
これまでshuffleは大変地味な役目でしたが、今回のラインナップでは目玉商品となるでしょう。
shuffleはこれまではnanoから液晶を省いた簡易版、廉価版という位置づけでしたが、今回のモデルチェンジにより、nanoとは決別した独自色を発揮しています。
iPod nanoが8GBで27000円台を実現したため、世界のmp3プレーヤーのメインはより一層nanoとなるでしょう。(現時点でも世界シェアトップはnano)
しかし、新shuffleはnanoの補完立場ではなく、別の方向を向いています。全てのポイントはその大きさにあります。
切手よりちょっと大きいくらいの「クリップ」が新shuffleなのです。
シャツのポケットに「入れる」のではなく、「挟む」という新しい様式の提案です。
1GBという容量は上位機種のiPodの「データプール」概念とは異なり、気軽な「clip」感覚のものとして十分に思われます。
「その日聞きたいものを手軽にネットからclipする」というのがappleの提唱する新しいスタイルなのでしょう。
朝、podcastでデータをclipして移動時間等に気軽に聴く。私は10月の発売が楽しみです。
ということでここまでappleの新製品について論じてきましたが、私はヨドバシで新型nanoをジロジロ見た後、結局買わずにかつやでカツ丼ととん汁(大)を食べて帰りました。
帰りの車内で私は愛用のmp-man(mp3プレーヤーの名機)でラジオ番組を聴きながら帰りました。
このmp-manについて、次回「mp3プレーヤの歴史を語る」で記したいと思います。