■今回のアフリカ旅行のスタイル
・キャンプ場とロッジ宿泊でゲームサファリがメイン
・残念ながら街歩きはほとんどなし
■事前情報(山形豪さんのアフリカ写真講座)
・サファリでは望遠は300mmはほしい(APS-Cの場合)
・サファリは砂埃が激しいのでレンズの付け替えはあまりしないほうがいい
■持参したカメラと想定の使い分け
・Canon EOS Kiss X7 + 18-55mm + 55-250mm + SD64GB
X7は55-250mmで望遠専用とし、広角はRX100とする
■実際どうだったか
1.望遠は足りたか
55-250mmで十分だった。
ライオンなどは車でかなり近くまで寄れるので、250mmだと顔だけの写真になってしまい、動物園で撮った写真と変わらなくなってしまう。
2.広角RX100と望遠X7 + 55-250mmの使い分け
これはイマイチだった。
55-250mmの広角側でも、35mm換算では88mm相当であり、中望遠だ。
そのため、大草原、大空、朝焼け、夕焼けなどを撮るには広角が必要だ。
ついでに、意図的に広角も撮らないと、動物のアップばかりの写真になってしまい、後で見返した時に非常につまらない。
今回は広角RX100と望遠X7 + 55-250mmと分けたが、2台持ちは使い分けが少し煩雑だった。
サファリ中は一眼レフ一本のほうが圧倒的に便利だ。
3.コンデジではなく、一眼レフの意味はあったか
十分あった。
狙った動物に短時間で正確にフォーカスを当てるのはコンデジでは困難だ。
今回はX7で中央一点で相手の眼を狙ってフォーカスを合わせて撮影。
この正確さとスピードは一眼レフならではのポイントだと感じた。
あとは、チーターなどが獲物を狙って小走りしている時にはスポーツモードで高速シャッター+追尾AFを使った。
これも一眼レフだからこそできた点だと感じた。
4.メモリ容量は足りたか
10日間の旅ならば、64GB以上はあったほうがよい。(raw + jpg記録の場合)
今回、X7は実働6日間で1,700枚で50GBの撮影だった。(raw + jpg記録)
チーターのハンティングシーンは1回だけだったのであまり連写しなかったが、もしもっと出くわしていたら、積極的に連写していたはずだ。
精神衛生的にも64GBメモリ+αあったほうがよいと感じた。
5.砂埃は多いのか
日本国内よりかは明らかに多い。
マサイ・マラとアンボセリに行ったが、砂嵐には合わなかった。
しかし、乾季&オープンカーのため、1日が終わるとカメラには細かい砂埃が付着していた。
デリケートな人は野外ではレンズ交換はしないほうがいいと思う。
■まとめ アフリカでのサファリメインの旅に最適だと思ったカメラスタイル
次の2つを持ち歩くのがベストだと思う。
1.ゲームサファリ用に1眼レフ+高倍率ズーム(18-250mmとか)
■その他気づき
・サファリではこまめな露出補正が必要。(日向と日陰、光の向きと強さがよく変わる)
・X7の連写のバッファがもう少しほしい。