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カメラと子育てと街歩き

街の様子を撮るのに最適な焦点距離(動画用)

私は常日頃、何気ない街の様子を動画で撮影しています。

人気のない路地であったり、人々で賑わう繁華街だったり、交通量の多い道路だったり、様々な景色を撮影しています。

これまで、フルサイズ換算で20mmの広角から300mmの望遠に至るまで各種焦点距離のレンズを使用してきました。

その結果、中望遠と呼ばれる80mm前後が私の撮影スタイルに合っていると思いましたので、その理由について記します。

理由1 被写体との心理的距離感を埋めるため

私は特定の被写体を撮るのではなく、不特定多数の人間や乗り物、店舗などを撮ります。

35mmなどでグイグイ前に出て被写体に近づいて撮影できるタイプではないので、中望遠が望ましいです。

理由2 被写体との物理的距離感を埋めるため

街を歩いていて撮りたい景色は、眼の前に突然現れるのではなく、道路の反対側や少し前方など、徐々に視界に入ってきます。

気になった瞬間に録画を開始したいため、距離を稼げる中望遠が望ましいです。

理由3 被写体を明確にできるため

広角や標準域で街の景色を撮影すると、建物や人や物に溢れ、被写体が定まらず、何を写したいのかよくわからない漫然としたショットになりがちです。

雑然とした街の様子(例えば渋谷のスクランブル交差点)を意図的に写すために広角や標準域を用いて引きの絵を撮るのは良いことですが、引きの映像ばかりが続くと面白くありません。

逆に、中望遠を使って寄りの映像ばかり撮影しても、単なるBロール集であり、情報量が少な過ぎて何の映像だかよくわかりません。

中望遠で被写体を明確にしつつも、寄りだけの映像にならないことが大事と思います。


EOS R7+SIGMA 17-50mmで撮影
主に50mm(フルサイズ換算80mmを多用)

理由4 圧縮効果を得るため

上記の通り、街の景色は情報量が多く、取捨選択が必要です。かといって、特定の一点だけを取り上げても面白くありません。

例えば、人物を被写体とした場合、その他の街の情報を背景に圧縮することで、とても印象的な映像表現ができます。

街撮りの一番の楽しみはこの点にあります。

なるべくごちゃごちゃした奥行きのある景色を選び、手前にメインとなる被写体を置くことで、都会の雰囲気を捉えることができます。

理由5 前ボケを得るため

街の映像で前ボケが入ると、エモい感&都市の躍動感が出てきます。

私はあえて横断歩道越しや道路越しに映像を撮影し、手前を人や車が過ぎて行くようにしています。

また、被写体のプライバシーを踏まえ、近くの人の顔はボケるような構図を採用することが多いです。

理由6 更にAPS-C&単焦点で機動性アップ

上記に加え、私は中望遠の単焦点を好みます。 明るくてボケやすく、軽くてブレにくく、持ち歩きやすいからです。

ボケやすさ

F1.4やF1.8, F2の明るいレンズを使えば、被写体と距離が離れた映像でも立体感を得られます。 都市は平面になりがちなので、NDフィルターを用いて開放で撮影し、特定の被写体にピントがあるように撮影しています。

軽くてブレにくい

ボディ内手ぶれ補正が備わっているEOS R7やX-H2sと様々なレンズを組み合わせて動画を撮っていますが、 レンズ内手ぶれ補正がついているF2.8通しのズームレンズより、300g以下のレンズ内手ぶれ補正なしの単焦点レンズの方が遥かにブレません。

軽くて持ち歩きやすくて撮影の威圧感がない

機動性を確保したいのと、撮影の威圧感を出さないようにするため、手軽な装備にしています。

私は街歩きの際は、ハンドストラップをつけたカメラのみで、リュックや三脚、ジンバル類を持ち歩きません。

ザ・カメラマンな格好や、ジンバルや過剰なリグなどの装備は撮影している感が滲み出ていて、周りの人たちがカメラの前を避けたりカメラに視線が集中したり、不自然な映像になる可能性があります。

私は街の一部をそのまま切り取りたいので、なるべく自然な形で、街に溶け込みながら撮影したいと思っています。


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おしまい