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RICOH GR3は子供撮影にあまり向いていない

RICOH GRIIIを1年ほど子供(幼児)の撮影に使ってきたので、向いている/向いていないケースについて記してみました。

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0. はじめに GRIIIの特性

センサーサイズはAPS-C、レンズはフルサイズ換算で28mm F2.8であり、広角レンズのカメラです。
そのため、景色などの広い写真を撮りたい場合は、ただシャッターを押すだけでOKですが、 ポートレートなどの特定の被写体にフォーカスした写真を撮りたい場合は、相手に対して意図的に寄って撮影する必要があります。

結論的なことを述べますが、子供の写真を撮る際に、どのような写真を重視するかが判断のポイントと思います。
記念撮影等の広角写真をメインで撮るのであれば、GR3はお手軽で最適だと思います。
しかし、ポートレート等の本来は標準域〜中望遠域が得意とするような写真をGR3で撮りたいのであれば、被写体に寄る必要があり、その際にAFのスピードが課題に感じると思います。

以下、「屋内 / 屋外」「静態 / 動態」を整理軸としてGR3の向き不向きを記していきます。

1. 「屋内」かつ「静態」の場合

問題なし

例えば、まだ動きの少ない赤ちゃんや、幼児が机に座ってお絵描きやご飯を食べているシーンが相当します。
引き・寄りともに問題ありません。

2. 「屋内」かつ「動態」の場合

例えば、室内でおもちゃで遊んでいる状態(結構あっちいったりこっち行ったりと動き回る)が相当します。

ISO感度を上げた際のノイズが気になる

主観的要素が伴いますが、GR3はISOを上げていくとノイズが気になります。

室内での子供撮影においては、被写体ブレを防ぐため、シャッタースピードは最低でも160はほしいです。
となると、室内の明るさにもよりますが、F値は開放F2.8となり、ISOも1600~となるケースが多いです。

被写体が近く、顔が大きく写っている写真なら、ISOが1600であってもノイズはさほど気になりません。
しかし、被写体が離れていて、顔が小さく写っている場合には、ノイズ潰れが気になってきます。

AFが遅くてピンボケが発生

GR3はAFが速いとは言えません。

被写体から離れて撮るなら、フォーカスにシビアになる必要はありません。
しかし、最初にも記したように、GR3は28mmの広角レンズであり、人物撮影において被写体から離れると、何を写したいのかはっきりとしない漫然とした写真になりがちです。
そのため、人物撮影の場合はできる限り被写体に寄って撮りたくなります。
この際に、GR3のAFの遅さによる問題を感じることになります。

GR3は焦点距離が28mmといえども、APS-Cセンサー&F2.8であるため、寄ればボケます。
これは表現上望ましいことですが、寄った写真ではピントの面が薄くなるということです。

「シャッターボタンを押す→AFが合掌→シャッターが切れる」の時間が長い場合、その間に相手が動いてしまうとピントが合わない写真が生まれます。
被写体が大人なら問題ありませんが、子供は都合よく止まってくれません。
そもそも正しく合唱しなかったり、撮影時にピピッと合焦しても、シャッターが切れるまでの間に焦点距離が変わってしまってピンぼけ写真となるなどの事象が発生しがちです。

つまり、「子供という動き回る存在」を「寄り」で撮影しようとした際に、GR3のAFが対応しきれないというのが私の感想です。

3. 「屋外」かつ「静態」の場合

問題なし

稀有なシチュエーションですが、問題ありません。

4. 「屋外」かつ「動態」の場合

AFの遅さが気になる

2に記したように、被写体と距離をとるならフォーカスにシビアになる必要はありません。 しかし、被写体に近づいて撮る場合、AFの遅さ(それによって生じるピンボケ)は屋外でも気になります。

そもそも屋外での子供撮影には焦点距離が広角すぎる

28mmという焦点距離は屋外での子供撮影には広角過ぎると感じます。
屋外で自由に動き回る被写体を、常に近くに寄って撮影し続けるのは困難です。
やはり屋外で子供を撮影するには、標準域以上が良いです。

私は、クロップモードを利用し、画素数は低下しますが、50mm等で撮影しています。

まとめ

・GR3は広角
・GR3はAFが速くない
・般的に子供は動き回る

このことから次のことが言えると思います。
・何も考えずに撮ると広角写真となり、景色を写したいのか子供を写したいのかよくわからない写真になりがち(スマホで撮るのと変わらない) ・子供に寄って撮影する場合、AFが遅いのでその間に子供が動いてしまい、ピンボケ写真となる


2021/9/9 追記
GR IIIx (GR3x)のプレスリリースが出ました。

ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IIIx」を新発売|RICOH IMAGING

その中に

AF時に人物の顔および瞳検出をおこない、ピントを合わせた位置にAF枠を表示することができます。 RICOOH GR III はファームウェアのアップデート(近日公開)により対応予定

という記載があり、GR3も瞳検出に対応するようです。
AF速度は向上しているのか、アップデートか楽しみです。

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