ipadを買うか迷っている友人がいたので、メッセージを込めて以下に文を記してみた。
ipadを買うのに迷っているのであれば、早急に買うべきだ。
買わないでいる期間=機会費用だ。
ただし自分に対して社会における独立した個人としての意識がある人間ならば、注意しなければならないことがあると思う。
買わないでいる期間=機会費用だ。
ただし自分に対して社会における独立した個人としての意識がある人間ならば、注意しなければならないことがあると思う。
newsweekの見出しがいいことをいっていた。
「究極のメディア端末か 思考を奪う浪費の道具か」
実に的を得た見出しだと思った。(中身は読んでないけど)
では「究極のメディア端末」と「思考を奪う浪費の道具」の違いとは何か。
「ipadは思考を奪う浪費の道具か」
まだテレビという前近代的な媒体しか情報手段として持っていない人にとっては、旧態依然としたメディア報道を通じることによって、ipadは単なる電子書籍が読めたりゲームができる端末としてしか伝わっていないかもしれない。
もしそうであったとしても、以下の文章を読んでipadがそういう目的だけのものでないことに気づいてくれたら幸いだ。
とはいってもゲームとか漫画が大好きな人は世に多いわけで、今後そういう使い方オンリーに堕落する人は多いだろう。
でもなぜ「今後」かとうかと、そういう人の多くはセンサーが鈍いからイノベータやアーリーアダプタというよりマジョリティに属していると思われる。
だからそういう使い方がメーンとなるのは時期的にはもう少し先の話だと思う。
今は悲しい光景を見る機会はまだ少ない。
といった選民的なことを言っても自己欺瞞に過ぎなので本質的なテーマである前者の「究極のメディア端末」に話をかえよう。
「ipadは究極のメディア端末か」
上記の「思考を奪う浪費の道具」でipadのメインは別にあると言った。
ipadが素晴らしいのはその機能ではなく、今起きている時代の変化にジャストフィットな点だ。
そもそも機能面で見たらはるかに多機能なノートPCはたくさんある。
じゃあ何がジャストフィットなのか。
「ネットの変化」
でも単なるブラウジングじゃ上記同様に浪費の道具でしかない。
使い手が漫画専門君やゲーム専門君よりかは頭がいいだけだ。
でも最近、ネット世界が単なるブラウジングを通過しつつあることを肌身に感じる。
わかりやすく言えば、
会社の休み時間にyahoo!ニュースを読んでいるおじさんが第一世代。
これが第三世代と言える。
時代の中心はまだ第二世代かもしれない。
個人のネット情報の受信に関しては、大手ネットメディア発信情報に加えて、識者のダイレクト発信情報が増加している。
これまでは特定の識者の情報を得るためには、自分からblog探しなどのアプローチをしないと見ることができなかった(そもそもこういうマッチングのためにテレビや新聞や雑誌は存在していると言える)。
また、ブログである限り、リアルタイム性は薄かった。(週刊誌よりかは早いけど)。
でも、ソーシャルブックマークやRSSなどの進化で受信者からのアプローチの努力は少なくてすむようになってきた。
また、社会事象へのリアルタイムな反応がダイレクトに伝わってくるようになった。
第三世代のイノベータにとっては、情報収集は、
1.googleリーダーやはてなブックマークからのフィルタリング情報の受信
が大きなウェイトを占めてきている。
従来までの既存メディア(asahi.comなど)からの発信は1に内包されてしまっている。
そしてこれら受信情報をもとに再度twitterでの発信(RT)をおこなうことで自分のソーシャルな枠組みを広げて行く。
また、はてなブックマークに登録すること自体も、ブックマーク数による他者への影響を与えていると言える。
この近年起きている受発信行為がインターネット上の様々なサービスを利用したオープンなSNSと言えると思う。
イノベーターの間ではこの動きは1年くらい前から急速に広まっており、そろそろみなさんも同じようなことを感じているのではないか。
いわゆるウッフィーだ(まだ金銭レベルじゃないと思うけど)。
「つまり」
ipadはその登場時期として、このようなネットワークコミュニケーションの変化にぴったりとシンクロしている。
だから買うべきだと思っている。
「要約」
以上