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カメラと子育てと街歩き

世界のマキタと工作機械業界の利益率

マキタのハンディエアクリーナーがAmazonから届いた。
MAKITA CL100DW
世界のマキタ。
無比の力強さ。
一人暮らしには最適の製品だと思う。

ところでマキタという会社は一般の方にはあまり知られていない。
私も知らなかった。

ということでマキタについて調べてみた。
BSとかP/Lを読むのは時間がかかるので、お手軽に東洋経済ONLINEから売上高と営業利益率をひっぱってきて見てみた。
以下、数字は大部分は2009/3決算のもの。


まず、マキタがいる業界は製造業。
もう一段細かくみると機械となる。
さらに細かくみると工作機械となる。


工作機械業界の市場規模は3兆4,376億円。
3兆半の市場というと、ビール業界と清涼飲料水業界の中間だ。


工作業界の売り上げ順位は次の通り。
 1.ファナック 3,882億円
 2.安川電機 3,502億円
 3.マキタ  2,940億円
 4.アマダ  2,257億円
 5.不二越  2,048億円

そうそうたる顔ぶれだ。
ファナック安川電機が主に工作ロボット系、アマダと不二越がプレスやスライスなどの工作機械系だ。
いわゆる大型機械だ。
その中でマキタは電動工具。ドリルやインパクトなどの主に手で使う工具だ。
他の4社とは製品ラインが大幅に異なる。
いかにマキタの工具が圧倒的シェアを誇っているかがわかる。


さらに、グローバル化の観点で見てみると、上位企業の大部分が海外売上比率が5割超。
各社とも海外シェアNo1の看板商品を持っている。
マキタも海外比率が83%ととても高い。


また、上位5社の営業利益率を見てみるとその優良ぶりがわかる。
 1.ファナック 34.6%
 2.安川電機 5.9%
 3.マキタ   17.0%
 4.アマダ   8.3%
 5.不二越   7.6%
これらはサブプライム以降の数値であり、前年度(2007年度)より大幅に悪化した結果である。
それでも製造業の一般平均値である「営業利益率2%」に比べると大変優れた数値である。


他業種で同規模売上の優良企業とされるところを見てみると、
 ゼンショー 3,101億円 営利2.5%
   ロウアーミドルの味方。私の愛するすき家なか卵などを経営。外食(小売業)
 SBIホールディングス1,309億円 営利3.4%
   ロウアーミドルの味方。SBI証券など。金融業
 ドン・キホーテ 4,808億円 営利3.6%
   ロウアーミドルの味方。小売業
といった感じであり、製造機械業界上位の利益率の高さが際立つ。


しかし、製造機械業界も安泰というわけにはいかない。
最大のクライアントである自動車業界の低迷は今後の業績に大きな影響を与えることが予測される。
トヨタ自動車の売上と営業利益率は次の通り。
 2008/3 26兆2,892億円 営利8.6%
 2009/3 20兆5,295億円 営利-2.2%
 2010/3 18兆9,509億円 営利0.8%


我らがマキタは製品の性質上、自動車業界だけでなく、住宅業界の影響を受けると考えられる。
ダイワハウス工業や積水ハウスの売上および営業利益率の落ち具合から、住宅建設の低迷がわかる。
業界大手となる両社とも売上は1兆半ば、営利は4%を切ってしまっている。


国内市場の低迷、縮小の中で、マキタを含めた工作機械業界は海外比率をさらに高める戦略を強めていくんじゃないかな。

がんばれマキタ!