eos mでのraw video撮影により、美しく雰囲気のある色を編集工程で演出できます。
一方、様々な弱点があります。
その一つが、手ぶれです。
eos mでの基本的な手ぶれ対策
手ぶれは映像に深刻な影響を与えます。
手ぶれ補正が一切ない状態では、鑑賞に堪えません。
eos mは本体に手ぶれ補正がないため、次のいずれかの方法での撮影が必要です。
- 手ぶれ補正付きレンズを使う
- 編集工程で手ぶれ補正をかける
- カメラを固定して撮影する
私の対策
私は、1の手ぶれ補正付きレンズを使っています。(キットレンズのEF-M 18-55mmやsigma 18-50mm f2.8等)
それでも相当注意して撮影しないと、手ぶれ補正のキャパを容易に振り切ってしまいます。
私は、ネックストラップを短く張り、首と両手の3点でホールドし、呼吸も抑えて撮影しています。
更に、2の編集工程での手ぶれ補正(私はDavinci Resolveを利用)をかけています。
しかしながら、それでもコンニャク現象や、大画面モニタで確認すると細かなノイズの発生が気になることがあります。
上下の緩やかな揺れは、手持ち撮影として演出要素の一つではありますが、コンニャクや左右の細かなブレは演出とは言えません。
三脚や一脚でのカメラ固定は機動力が落ちる
三脚や一脚を使えば安定した映像が撮れますが、機動力が著しく低下します。
仮に、中禅寺湖と男体山を撮影するのであれば、三脚を持って行かない方はいないでしょう。
しかし、私は常に走り回ってどこかに行ってしまう子供たちとの日常がメインの撮影シーンのため、三脚を携行して撮影の都度セットする余裕がありません。
Velbonの手回しでワンタッチロック(ウルトラロック)ができる一脚に興味があったのですが、私の利用シーンで使いこなせるかどうか(撮ろうと思って一脚を伸ばしている間に子供達がどこかに行ってしまわないか)がわからず、なかなか手を出せずにいました。
ワンタッチロック機構を備えた安価な一脚を発見
すると、Velbon同様にワンタッチロックを採用した2,000円ほどの安価な一脚を見つけました。
長さは30cm、重さは280gとベルボンより軽量です。
これなら仮に使わなかったとしても後悔はないと思い、注文しました。
この商品が私にとって当たりでした。
私はvelbonのワンタッチロックの三脚を持っていますが、この安価な一脚もほぼ同じレベルのロック機構を備えています。
ポールを回すだけでロックの解除・固定ができます。片手操作が可能です。
長さも30cmなので、携帯時や移動時にさほど邪魔になりません。
eos mのシステムは軽量ですが、sigma 18-50mm f2.8等の比較的重めのレンズを付けても、安定しています。
軋んだり勝手に縮むことはありません。
試しに葛西臨海公園の潮干狩りで使ってみましたが、ほとんど撮影や携帯の手間にならず、手ぶれの少ない映像を撮ることができました。
とても気に入ったので、以降、お出かけ時には持ち歩くようにしています。
全て一脚利用ではなく、手持ち映像もあり