今年で28回目を迎える田宮モデラーズギャラリー@池袋東武に出陣してきた。
最後に訪れたのは7年前である。
以前であれば限定発売のラジコンパーツに手が伸びていたところだが、既にラジコン本体が手元にないため、断念。
今回は、ワーゲンオフローダーが再発売ということで大々的にアピールしてあった。
しかし残念ながら自分が生まれる前の商品なので記憶がない。
1979発売時19,000円だった品が37,800円。リバイバル価格として実に高い。
ちなみに私が初めて作ったラジコンはサンダードラゴンだ。
「ラジコンのリバイバルブームが盛んだ」
田宮も上記商品やマイティフロッグなど、大部分の旧モデルが復活し、再販されている。
いわゆるリバイバルブームだ。新モデルを作るより、リバイバルのほうが売れ行きがよいのか。
新モデルに魅力がないのか、それとも消費者が懐古主義に陥っているのか。
理由を考えるに、ラジコンを取り巻く環境が影響しているんじゃないかと思う。
「リバイバルが盛んな理由1」
「購買層の少年時代の憧れや懐古がリバイバルを求めている。」
ラジコン人口のメインは30~40歳代である。(http://www.cosmo-rc.com/backnumber/20010215.html)
彼らの少年時代には毎週田宮RCカーグランプリが毎週TV放映されるていたように、ラジコンブームがあった。
ラジコンは先進の遊具であり、憧れの対象だった。
しかし、高価なラジコンは欲しくても簡単には買ってもらえず、サイズダウンしたミニ四駆が代用商品となっていた。
当時のミニ四駆はホーネットJr.やサンダーショットJr.というように、ラジコン版の「Jr.」という位置づけだった。)
そのような彼らに対して、田宮は80年代のラインナップをリバイバルすることで、潜在的ニーズを復古させていると考えられる。
「リバイバルが盛んな理由2」
「理由1+ラジコンをとりまく環境問題がリバイバルを求めている。」
前回のエントリで述べているように、ラジコンサーキットは減少している。
それに比例して、レース用途でマシンを求めるニーズは減ってきていると考えられる。
結果として、近所の空き地や河原で走らすならば、高性能を売りにする新モデルより、昔の思い入れがある旧モデル(再販)のほうが選ばれると考えられる。
実際、私の場合も、今どのラジコンがほしいかと言えば、最新モデルではなく、ホットショットであったりする。
身近にサーキットがない今、新モデルの性能は必要ではない。
以上