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子供やカメラに関する日記

一の橋公園がオープンしたので行ってきました【祝復活】

麻布十番にある「一の橋公園」が開園しました。

2010年に閉鎖されて以来、13年ぶりの復活です。

場所は「一の橋交差点」と「新一の橋交差点」の間です。
首都高の一ノ橋JCTのデルタ地帯に存在します。

オープン直後の様子

水の遊び場

噴水

トイレ

麻布十番商店街の地下を流れる吉野川の暗渠(芋洗坂を源流とし、毛利庭園の池、元麻布のがま池の水流が途中で合流)の出口がよく見えるようになりました。

以前(13年前)に比べると、明るく、開放感のある公園に生まれ変わったと思います。
400台収納の駐輪場は7月オープンだそうです。

なぜ閉鎖されていたか

一の橋公園は長い間、古川地下調整池の工事基地となっていました。

以前の古川はよく氾濫していました。

渋谷川と笄川(青山から西麻布を経由して流れてくる川で現在は暗渠)が天現寺で合流し、古川となります。そして浜崎橋で東京湾に注ぎます。

渋谷川、笄川、そして古川は谷地にあり、大雨の時には台地からの水が大量に流れ込みます。

20年ほど前までは氾濫が多く、低地に位置する麻布十番界隈は浸水等の被害がありました。

その後、古川地下調整池によって抜本的な治水がなされ、今では安心して人々が暮らせるようになりました。

これにより、三田一丁目界隈の再開発が本格化し、高層マンションがたつようになりました。 古川橋に隣接するタワマン白金ザ・スカイも、今現在進められている三田小山町の再開発も、治水のおかげです。(郷愁あふれる街並みが失われてしまうのは至極残念ですが)

参考 https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000046136.pdf

子供の遊び場として

麻布十番界隈の公園というと、網代公園しかありませんでした。

そのため、日中や学校終わりの時間帯は子供達が集中して大変な状態になっています。

東麻布方面まで行けば狸穴公園や飯倉公園、麻布の台地に上れば宮村公園やロボット公園、有栖川宮記念公園があります。
しかし、網代公園が混んでいるからといって、代替として徒歩で気軽に行く距離ではありません。

そこに今回、遊具のある公園として一の橋公園が再開したのは、大変望ましいことです。

一の橋公園は小さいながらも水遊び場も備えています。 これまで麻布・赤坂地区で噴水的な水遊びをしたい場合、桧町公園の小さな噴水くらいしかなかったため、一の橋公園の水遊び場も人気になるのではないでしょうか。(是清翁公園の池も良いですが)

一の橋公園の思い出

今から20年前の学生時代、麻布十番祭りには各国の大使館協賛による出店が一の橋公園に集結していました。(国際バザール)

当時、ドイツ大使館協賛の出店でソーセージを食べたような曖昧な記憶があります。(子供はとても可愛いけど、大学時代にも戻りたい。)

今後、国際バザールは復活するのでしょうか。

渋谷区の宮下公園がホームレスを追い出して三井不に委託して再開発した結果、単なる商業施設になってしまいましたが、一の橋公園はそのようになることなく、都市部の公園らしいよい公園と思います。