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子供やカメラに関する日記

山下達郎のLove's on fireのMVにI feel Cokeのオマージュを発見

山下達郎「LOVE'S ON FIRE」のMVを見ていると、I feel cokeのオマージュと思われるシーンを発見しました。

ナイトクラブでテーブルゲームに興じるシーン

山下達郎「LOVE'S ON FIRE」

www.youtube.com

0:36〜テーブルゲームのシーン

80年代の伝説のCM I feel Coke ナイトライフ

www.youtube.com

0:16〜テーブルゲームのシーン

I feel CokeのCMについて

以前、製作関係者の記事を読んだのですが、全てセットでの撮影だったそうです。

改めて見返してみると、照明による明暗差の演出がバッチリですし、何より望遠で撮影された映像がたまりません。

望遠でフォーカスを明確にするとともに、圧縮効果で背景のネオンや人々を演出要素として用いています。もちろん前ぼけもさりげなく使われています。

広角や標準域では、F値を低くして背景をボカしたとしても、画角に入ってくる情報量は多いです。

一方、望遠では背景も切り取るため、情報量は絞られます。

山下達郎「LOVE'S ON FIRE」のMVは広角で撮影されています。 そのため、背景の情報量が結構多めです。

一方、I feel Cokeは全編望遠のため、被写体に没入させる映像となっていると思います。

I feel Cokeのような映像を撮れるようになりたいです。

おしまい

初フジマウント X-H2Sをポチる

ここ最近のCanon EOS R7, Fujifilm X-H2Sの発表により、消費行動を喚起されています。

デジカメ市場はマーケティングケーススタディに最適

私は趣味で子供たちや風景の映像を撮影しているだけなので、機材変更に必然性はありません。

しかしながら、あえて機動性や機能面の理由を作り出し、定期的に機材変更をおこなっています。

消費者に対し、このような新たな消費を喚起させるのがマーケティングです。

今の私は、カメラ業界のマーケターによる策略にハマっている状態です。

とはいえ、当の本人は新規プロダクトを手に入れるたび、高い効用を得ています。

デジカメ市場というのは、経済学の基本理論及びマーケティングの各種フレームワークが適用でき、ケーススタディにもってこいの世界に感じます。

前置きは以上です。

a7IV, GH6, R7, X-H2Sで迷う

前回の記事では、軽量(290g)で明るいSIGMA 18-50mm Xマウント用が年末に出るまでは、X-H2Sは見送り、R7を購入しようという結論でした。

2020-tokyo-olympic.hatenablog.com

しかし、6月4日、5日にヤフーショッピングのセール期間があり、

  • α7IVが26万😳
  • GH6が23万😳

ではありませんか。(paypayポイントの還元含めた数値)

X-H2S(30万)を比較対象とすることで、他機種がリーズナブルに見えてしまうレトリックです。

これにより妄想が始まります。

今持っているa7cは売却し、その他のαレンズ資産を活かしてa7IVでフルサイズ10bit動画ライフを満喫した方が良いのではないか。
ついでにマイクロフォーサーズのレンズ資産も活かし、最強の動画カメラと言われるGH6も試してみよう。
資金面(妻への言い訳)としては、市場価格より安価に調達できるのだから、しばらく試した上で気に入った方だけを残せば良いのではないか。

a7IVとGH6を同時購入する直前、たまたま自分のブログのアクセス数を見たところ、X-H2Sの記事へのアクセス数が非常に多いことに気がつきました。
R7の記事もアクセス数はありましたが、X-H2Sはその数倍多い状態です。

無論、この結果はgoogleアルゴリズム次第であり、X-H2Sの注目度が絶対的に高いということを示している訳ではないです。

しかしながら、発売から数ヶ月を経ているa7IVやGH6よりも、せっかくだから新製品に飛びついてみようと考えを改めました。

ヤフーショッピングにて、X-H2Sも市場価格より多少安価な29万半ばで予約しました。

FUJIFILMといえば、スチルに熱狂的信者が多いですが、今回、スチルのスペックを全く見ることなく、趣味の動画用途のみでX-H2Sを選ぶという、罪深い行動をしてしまいました。

到着が待ち遠しいです。

Fujifilm X-H2sが動画撮影機として素晴らしい(EOS R7と比較&両方購入しました)

FUJIFILM X-H2Sは動画撮影機としてのスペックが素晴らしいです。

X-H2sの動画機能

動画撮影機能に関する主な特長は次の点です。

  • 6.2K/30Pや4K/120P 4:2:2 10bitの映像記録に対応
  • 4K/120Pのハイスピード動画撮影も実現
  • ProRes 422 HQ・ProRes 422ProRes 422 LTの3つのApple ProResコーデックに新たに対応.
  • ダイナミックレンジを14+stopに広げた「F-Log2」を新たに搭載

6.2Kで大きく撮影し、必要なところだけクロップして書き出すことができます。

4:2:2 10bit, ProRes 422 HQへの対応により、カラーグレーディング耐性の高い高品質な動画を記録できます。

4K120Pへの対応により、高解像度でのスローモーション撮影が可能となります。

重量も660gと比較的軽量なので、APS-Cのコンパクトなレンズ群と合わせても持ち運びが苦になりません。

EOS R7との違い

各種違いはありますが、動画撮影機能に関する主な違いとして次の点があります。

記録方式

R7 : H265(HEVC)
X-H2s : H264, H265, Apple Prores HQ/422/LTに対応 さらに外部出力でProres Raw, Blackmagic Rawに対応😳

10bit記録

R7 : C-Log3撮影の時のみ
X-H2s : Film Simulation, F-Log, F-Log2で利用可能

R7で動画撮影をしようと思ったら、10bit撮影はC-Log3でH265一択なのに対し、 X-H2sはF-Log, F-Log2, 各種フィルムシミュレーションのいずれも10bit収録でき、データ形式もH265だけでなく低圧縮のProres等多々選べます。

EOS R7 C-Log3も十分高画質&万能ですが、X-H2sはフィルムシミュレーションも10bitで収録できる点が魅力的です。

重量

R7:612g
X-H2s:660g

R7が軽いですが、キットレンズ以外にAPS-C専用のコンパクトかつ軽量なレンズラインナップがありません。
そのため、マウントアダプターを介してSIGMA 17-50mm F2.8等を利用することになるので、R7が軽量とは言えません。

実際に両方購入してみた感想

R7 : エルゴノミクスデザインで手に馴染み、UIの完成度が非常に高い。
ただし、APS-C用の明るくてコンパクトなRFレンズがない点が残念。

X-H2s:R7に比べて、UIよりクラシックなデザインを優先したカメラ。ただし、動画機能はR7より細かく設定可能。
F-Logだけでなく、Filmsimulationで10bit撮影しても面白い。
Fuji, SIGMAの明るい単焦点や、TamronのF2.8通しのズームレンズがあり、システムが充実。

X-H2sが機能やレンズ含めたシステム一式の観点では優れているのですが、カメラ自体の持ちやすさ撮影の軽快さといったUI/UX面はR7の方が好みです。

作例

ズーラシアの動物たちをeos mで動画撮影

遊具が充実しているズーラシア

子供と一緒にズーラシアに時々行きます。
ズーラシアは、動物園でありながら、立派な遊具があります。
我が家の場合は、動物をほとんど見ず、ずっと遊具で遊んでいます。
特に「サバンナの遊び場」がお気に入りのようです。

動物たちの映像

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eos mにmagic lanternを入れ、2.5K rawで収録したものをdavinci resolveでカラーグレーディングしています。

新一の橋交差点【麻布十番散歩】

新一の橋は、都道319号と415号の交差点です。
ほぼ東西南北の十字路となっています。

都道319号は「環状3号」、415号は「麻布通り」という名称が与えられていますが、どちらの名称もマイナーです。

Youtube

www.youtube.com 新一の橋交差点の様子です。

麻布通り

飯倉〜新一の橋

丘陵地である麻布台からの下り坂となっています。(永坂)
麻布通りの起点となる六本木一丁目から、頭上に首都高が覆いかぶさっており、本交差点にて古川上空へと抜けていきます。
坂の西側にある麻布永坂町はお屋敷街となっており、参議院議長公邸や、著名な実業家の邸宅があります。

新一の橋〜白金方面

片側4車線のストレートであり、見通しが良いです。
古川と並行するため、二の橋、三の橋、古川橋といった交差点名が続きます。

環状3号

六本木ヒルズ〜新一の橋

麻布の窪地を抜ける道となります。(日ヶ窪町)
江戸期は、六本木交差点付近を水源とする水路が、芋洗坂を下り、古川に注いでいたそうです。
旧道は麻布十番商店街通りであり、環状3号は戦後整備された道となります。

新一の橋〜赤羽橋方面

麻布通り沿いに流れてきた古川は、一の橋で向きを変え、環状3号と並行して東京湾へと向かいます。
赤羽橋、将監橋、金杉橋といった交差点名が続きます。

一の橋公園

本交差点のシンボルといえば一の橋公園でした。
麻布十番祭りの際には、ドイツ大使館等の出店が並ぶエリアでした。
しかしながら、治水工事(古川地下調節池)の基地として、ここ10年間は閉鎖されていました。
そしてこの度ようやく、公園として復活することになりました。
完成が楽しみです。

ムーミンバレーパークに遊びに行く eos m magic lanternで動画撮影

少し前のことですが、ムーミンバレーパークに3歳と2歳の子供と一緒に遊びにいきました。

ムーミンバレーパーク

飯能にある施設です。 北欧コンセプトを全面的に押し出したセンス高めの施設です。

とはいっても、ハイセンスすぎて利用者が馴染めないことはなく、逆に、コンセプトがキープできずにローカル化(例:もとはおしゃれレストランだったところで焼きそば販売)に陥ることもなく、綺麗にコンセプトが維持されています。

ムーミンバレーパークには斬新なアトラクションや、豊富な遊具はありません。 訪問者が歩き回れる敷地も大して広くありません。 しかしながら、自然との共生要素を現代的かつ巧に取り込み、訪問者に価値として提供することができていると思います。

マーケティング的にとらえれば、ムーミンSDGsを掛け合わせた、現代のあるべきテーマパーク施設となっています。

事業主が、旧来の大手不動産や鉄道会社ではなく、フィンテックグローバルというファイナンスの会社であるのも、面白い点と思います。

ムーミンバレーパークを訪問してみると、ディズニーランド等のアトラクションと消費中心のテーマパークは一昔前のコンセプトであると感じます。 同様に、多くの商業施設を手掛ける三井不のビジネスアプローチも今一つに感じます。例えば渋谷の宮下公園の再開発をおこない、綺麗で人が集まる場所になったものの、三井不が得意とする商業施設中心の収益モデルから抜け出せず、どこにでもある商業施設の屋上に公園を載せただけのものとなっています。 人々の消費ニーズは満たしているものの、社会課題へのアプローチが足りていないように感じます。

Canon EOS M + TTArtisan 35mm F1.4で動画撮影

www.youtube.com

TTArtisan 35mmはマニュアルレンズですが、絞りリングとフォーカスリングの操作性が抜群によく、直感的に操作できます。 ただ、eos mに装着すると一切の手振れ補正がないため、撮影時には最新の注意が必要です。

EOS R7は子供の動画撮影に最適と思う(作例&感想追加)

2022年5月24日に発表されたキャノンのRFマウントのAPS-C機"EOS R7"が欲しいです。(その後、発売日の6月23日の直後に購入しました)
以下、発売前の本カメラへの期待と、実際に使ってみた感想です。

EOS R7への期待

昔話 「カメラ=Canon」だった時代

私は小中学校時代にEOS 10を愛用しており、オートボーイ等含めて、フィルム時代からキャノンに慣れ親しんできました。
デジカメ時代になっても、IXYシリーズを利用してきました。
しかしながら、2013年にEOS Kiss X7を購入した以降は、キャノン機を買う機会がありませんでした。

ここ10年間は、コンデジSONY RXシリーズやSIGMA DPシリーズ、ミラーレスはPanasonicマイクロフォーサーズSONYのフルサイズ等を使ってきました。

そしてこの度、R7が発表され、久々にCanonの最新カメラを買いたい気持になっています。

私の主な目的は動画撮影です。

10bitでの動画記録に対応したカメラ

私は編集工程でカラーグレーディングを実施したいため、なるべく4:2:2 10bit記録の機能が欲しいです。
(ちなみに最近愛用しているEOS M + Magic Lanternは最大14bit raw)

10bit記録に対応した主な機種は次の通りです。

フルサイズ

  • SONY a7IV, a7sIII
  • Pana S5, S1
  • Canon R5, R6
  • Nikon Z6, Z7(外部出力時)

APS-C

マイクロフォーサーズ

  • Pana GH5, GH6
  • BMPCC 4K

子供撮影用途の動画カメラに求めること

私は普段、「街の風景などの静的映像」と「動き回る子供の動的映像」を撮影します。 後者の子供の撮影においては、次の点が大事となります。

  • 高速かつ正確なAF(動き回る子供を捕らえ続けたい)
     →SONYの高速かつ追い続けるAFに慣れてしまったため、PanaとFujiのカメラは躊躇してしまいます

  • レンズ含めたコンパクトさ(特に便利ズームの軽さが大事)
     →フルサイズはズームレンズが重い、PanaのGHは本体が重い(823g)

  • ボディ内記録で10bit対応
     →リグ+外部モニタ装備は子供とのお出かけに不適当

  • 手ぶれ補正
     →BMPCCでBlackmagic RAW収録したいけど手ぶれ補正がないので子供とのお出かけには不適当(AFも使えないし)

ということで、現状では最適な選択肢がない状態でした。 (レンズは重くなるけどSONYのα7IVはgood)

EOS R7の動画撮影機能

今回、APS-C機のR7が登場しました。
R7は4:2:2 10bit記録に対応しています。
ボディ内手ぶれ補正機構を内蔵しており、重量は612g。
APS-C専用レンズの利用を想定すると、フルサイズより軽量&コンパクトとなります。
AF性能も最新であり、動き回る子供を追い続けてくれると思われます。

cweb.canon.jp

現在私はSONY a7cを使用しています。
フルサイズとしてはボディはコンパクト(509g)ですが、やはりレンズが大きく重くなります。(Tamron28-200が575g)
また、8bitでの動画記録となり、カラーグレーディングへの耐性は強くありません。

今後は、SONY a7IVへの移行ではなく、Canon R7へ移行してみたいと思います。
EFマウントレンズも単焦点中心に複数所有しているので、R7での撮影が楽しみです。

FUJIFILM X-H2SとCanon R7の動画機能と携帯性について比較してみました。
2020-tokyo-olympic.hatenablog.com

追記 2ヶ月使ってみての感想

Canon EOS R7を購入してから2ヶ月たちました。
写真はほとんど撮らず、専ら動画を撮影し続けています。

R7で撮影したり、X-H2sで撮影したり、Z30で撮影したり、いろんなレンズを組み合わせてみたりと、撮影と編集ばかりの日々を送っています。
そのため、感じた点を体系的に文章化する時間が確保できずにいます。
今回、メモレベルですが、とりあえずEOS R7の良い点を列挙したいと思います。

良い点

機能面

4:2:2 10bit log収録ができる

使えるLogはC-Log3のみですが、使いやすいです。

ボディ内手ブレ補正が効く

SIGMA 17-50mm F2.8等の重いズームレンズを付けると、手ぶれ補正の限界がすぐにきてカクンと映像が飛ぶことが多いですが、EF40mmやEF-S24mm等の軽量な単焦点と組み合わせると、とてもよく効きます。

なお、EOS R7とEF40mm F2.8との組み合わせ(EF-Rマウントアダプタ使用)が、画質、画角、ボケ量、手ブレの効き、コンパクトさのバランスがよく、一番気に入っています。(次点はEF-S24mm F2.8との組み合わせ)

操作面

電源スイッチが「OFF」→「スチル」→「ビデオ」

この点がEOS R7の最大の魅力です。
単なる物理スイッチの配置なのですが、実際に使ってみると、これ以外の配置が不便に感じてしまいます。
a7cもx-h2sもz30も良いカメラなのですが、R7はこのUIがあるがために、一番使いやすいカメラに感じています。
なぜ便利なのかについては、撮影スタイルやらカスタムモードやらの前提を整理して記す必要があるので、後日改めて追記したいと思います。

とにかく、EOS R7のUIは素晴らしく、それによって撮影のUXも高まるという、表面的だけではない本質的なデザインが成されたカメラだと感じます。

その他

手触り・ホールド感がよい

キビキビと動作し、メニューがわかりやすい

その他の良い点も、UI関係です。
SONY a7c, FUJIFILM X-H2sを使用していますが、やはりキャノンのUI/UXは優れていると感じます。(Nikon Z30のUIもなかなか良いです)

R7は総じてとても良いカメラだと思います。

残念な点

動画カメラとして残念な点を挙げるとすれば、本体ではなく、システム全体の課題として、レンズラインナップが充実していないことです。
具体的に言えば、「軽量で高速なAFを備えたAPS-C専用のF2.8通しのズームレンズ」がまだないことです。

動画撮影において、機動性を考えると常に単焦点に頼るわけにはいかず、私は現在EFマウントのSIGMA 17-50mm F2.8を利用しています。
しかしながら、本レンズは10年前の製品であり、AFが遅い&ジーコジーコ動くので、R7の俊敏なAF-Cの性能を活かせません。
街などの景色を撮る際にはAF-Sで撮影するので本レンズでも十分なのですが、被写体が動くよう映像、例えば子供をAF-Cで追い回すような映像には不向きです。(ついでに重い)

SONYのEマウント用の最新かつ軽量なSIGMA18-50mm F2.8や、私がX-H2sと組み合わせて使用しているTamron17-70mm F2.8などのCanon用が登場してくれれば最高なのですが、難しいでしょう。
現状、R7で明るいズームレンズを使う場合、重くて高いRFマウントのフルサイズ用レンズを使うか、旧世代のEFマウントのレンズを使うしか選択肢がありません。

この点が、残念な点となります。
動画用途としてR7はとてもよいカメラだと思うので、APS-C専用の軽くて明るいレンズラインナップの充実が望ましいです。