EF50mm F1.8は、その昔、一眼レフを使っていた時に何となく購入したレンズでしたが、eos mでraw動画を撮るようになって改めてその良さを認識しました。
EF50mm F1.8 STMとは
明るく、軽く(160g)、安価(2万円以下)なレンズです。 AFはゆっくり目で、ジーっと言いながら合焦します。
EOS Mに装着する際には、「マウントアダプター EF EOS M」(110g)が必要となります。 それでも、中望遠のF1.8の明るいレンズが270gで済むので、軽量なEOS M(298g)と組み合わせても許容できる重量です。
感想
開放で撮影することにより、容易にボケ表現を得られます。 被写体の前後をボカすことにより、自ずと被写体に視線がいき、シネマティックな雰囲気を演出してくれます。
日中、開放F1.8で動画撮影をする為には、NDフィルターが必須です。 私はaliexpressで購入した安価(1,200円)な可変NDフィルターを装着しています。
注意点
映像がブレまくります。 カメラ本体、レンズともに手ぶれ補正機能がなく、なおかつ中望遠となるため、わずかな手ぶれが、壮大なブレ映像につながります。
私は短くピンと張ったネックストラップと両手で3点ホールドでカメラを保持し、呼吸を抑えて撮影していますが、ブレブレの映像になります。 編集工程でDavinci Resolveの手ぶれ補正をかけることにより、何とか細かなブレは抑えられます。 しかし、元の映像のブレが強い場合は、手ぶれ補正処理によりコンニャク現象が発生したり、映像が荒くなったりします。
良い映像が撮れるレンズですが、撮影時のブレ対策がシビアなため、なかなか持ち出していません。 先日、一脚を導入したので、一脚+EF50mmで撮影してみようと思います。