EOS MにSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMを付けて成田山にいってきた感想を記します。
作例
撮影の感想
1. レンズとEOS Mのバランスが悪く、首に長時間ぶら下げたくない
EOS Mは300g、レンズ&マウントアダプターは700g。レンズ部がカメラ本体の2倍以上重いです。
ネックストラップの場合、レンズ部を下に向ける必要があり、移動時にはコンパクトなカメラの底が局所的に体に当たったり擦れたりして落ち着きません。
2. いつの間にかrawではなくmov形式で録画されている
たぶんEOS Mあるあるだと思うのですが、いつの間にかrawがオフになってmovで収録されています。
すぐに気づかないことがあり、何カットか撮り終えてから気が付くと、とても残念な気持ちになります。
3. ダイナミックレンジが狭く、特に曇りの空と日陰の組み合わせがイマイチ
上記シチュエーションにおいて、順光ならまだ大丈夫ですが、逆光気味のときはとても苦手なカメラです。
まず露出の話です。
Magic Lanternでは、露出オーバー箇所をゼブラ表示にすることができます。
撮影時には、ゼブラが出るギリギリまで可変NDフィルターを使って明るさを調整します。 (F値は2.8固定)
こうして空優先の露出補正をすると、逆光気味の場合場、暗部は真っ暗になります。
EOS Mは暗所ノイズの出やすいカメラです。
編集時に暗部を明るくすると、盛大なノイズが現れます。
さらに、曇天はそもそも白っぽいので、露出オーバーを防いだとしても、色乗りがほとんどありません。
色乗りがない白っぽい空と、ノイズの多い暗部という組み合わせになり、とてもイマイチな映像になります。
曇天&日陰シーンの場合は、空をフレームアウトさせるなどの対応が必要と思います。
4. 時間に余裕がないとピントを外す
以前記したように、本カメラでの動画撮影はマニュアルフォーカスです。
カメラをまわす際には、都度画面を拡大し、目的の箇所にフォーカスが合っているか確認する必要があります。
液晶上での拡大/縮小処理は瞬時とは言えないため、撮影時にはある程度ゆとりが必要です。
しかし、私は子供と一緒に行動なので、カメラを回している間にどんどん先へと行ってしまいます。
撮影時間は最低限にせざるを得ません。
時間がないからといって、画面を拡大せずに大体の感覚で撮影すると、やはりピンボケとなってしまいます。
EOS M + Magic Lanternによるファミリービデオ撮影の最大の苦労は、時間との戦いだと思います。
5. 高精細すぎず、色乗りのよい濃いめの絵よりどこかノスタルジックな雰囲気の映像が撮れる
上記1~4のように、撮影時はネガティブ要素多めのカメラですが、出てくる絵は素晴らしいと思います。
私は、夜、子どもたちの寝かしつけを終えたあとに、時々起きて編集作業しています。(やる気のムラあり)
MLV Appでraw現像(主にシャープネス向上&4Kへアップスケール処理)をして、Davinci Resolveでカラーグレーディングすると、とても雰囲気のある映像になります。
この絵の雰囲気が好きなため、最新かつ便利なa7cではなく、旧式かついろいろ不便なEOS Mを持ち歩いています。
その他の感想
うなぎの川豊本店が以前に増して混んでいた
訪問前にインターネット検索で事前にターゲットを決める行動様式が広い層においてスタンダード化し、観光地では以前にも増して特定の店舗に人が集中する傾向にあると思います。
昔は参道に傷痍軍人がいたことを思い出した
幼少時、初詣にいくと山門付近に傷痍軍人がいたことを思い出しました。
足のない白装束の人などがおり、とても怖かった記憶があります。
帰り道、ブルーベリー狩りをして帰宅しました。
おしまい